当院での分娩はできませんが、経膣超音波、経腹超音波にて胎児の状態を見ることが可能です。近隣の病院などと病診連携を行っており、状況により紹介受診、里帰り分娩先に紹介状を作成が可能です。今まで以上に、安全・安心な妊婦健診をお受けいただけます。

妊婦健診は当診療所で受診し、分娩は設備の整った病院で行なっていただくシステムです。当診療所では分娩までの期間の健診を担当し、分娩時は連携先の医師の立ち合いとなります。

アブリスボは、RSウイルス感染症を予防するワクチンです。
妊婦さんに接種することでお母さんの体内で抗体(細菌やウイルスを排除するための免疫機能の一つ)が作られ、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。赤ちゃんは生後数ヵ月の間、免疫が十分ではありませんが、アブリスボはその期間も含めて RSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されます。言うなれば赤ちゃんのためにできる「最初のプレゼント」です。

RSウイルス感染症とは？
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって起きる呼吸器の感染症で、生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者まで引き起こします。約70%の乳幼児では「普通の風邪」のように経過しますが、30%の乳幼児では細気管支炎や肺炎などの下気道感染を引き起こして重症化することがあります。特に、生まれてから6ヵ月以内の赤ちゃんの免疫は未成熟であり、RS ウイルスに感染すると重症化することがあるため注意が必要です。
 
アブリスボ（ファイザー製薬）料金：33,000円
 
【参考】
・RSウイルス感染症に関するQ＆A（厚生労働省）
・妊婦さんとともにRSウイルスを学ぶ（ファイザー製薬）